モジュール・オブジェクト・メソッドの関係¶
モジュールとは¶
モジュールはよく使う処理があらかじめ定義されているファイルです。
例えば、日付や時間のデータを操作するためのdatetimeモジュールがあります。
利用するファイルの先頭で利用するモジュールを呼び出します。
モジュールを使うときは、プログラムの先頭にimport
文を書いてモジュールを呼び出します。
例: datetimeモジュールの呼び出し
import datetime
オブジェクトとは¶
文字列やリスト、日付などがオブジェクトです。
オブジェクトはデータを扱うときに便利な関数を持っています。
例えば、datetimeモジュールのdatetimeオブジェクトには日付や時間を扱う関数がまとめられています。
参考: Python3 ドキュメント - 標準ライブラリ - datetime
例えば、datetimeオブジェクトを利用する時は以下のように呼び出します
例: datetimeオブジェクトの呼び出し
from datetime import datetime
モジュールとオブジェクトの名前が同じなのでわかりづらいですが、from
の直後のdatetimeはモジュール、
import
の直後のdatetimeはオブジェクトです。
メソッドとは¶
オブジェクトが持つ関数です。
例えば、datetimeオブジェクトは現在時刻を返すnow()メソッドや日時を文字列に変換するstrftime()メソッドなどを持ちます。
例: datetimeオブジェクトが持つメソッドを使う
from datetime import datetime
now = datetime.now() # 現在時刻を取得する
now_str = now.strftime('%Y/%m/%d') # 現在時刻nowをyyyy/mm/dd形式の文字列に変換する
まとめ¶
モジュール・オブジェクト・メソッドの関係
モジュール
(例: datetime)
└ オブジェクト
(例: datetime)
└ メソッド
(例: now(), strftime())
このような階層構造をイメージするとわかりやすいでしょう。