シーケンス(sequence)¶
シーケンスはオブジェクトを順番(シーケンシャル)に処理するためのデータ構造です。
基本的なシーケンス型は、リスト 、タプル、rangeオブジェクトの3つです。
共通のシーケンス演算¶
リスト、タプル、文字列で共通の操作を行えます。
演算 |
解説 |
---|---|
x in s |
s の中にxと等しい要素があれば True , そうでなければ False |
x not in s |
s の中にxと等しい要素があれば False, そうでなければ True |
s + t |
s と t の結合 |
s * n または n * s |
s 自身を n 回足すのと同じ |
s[i] |
s の 0 から数えて i 番目の要素 |
s[i:j] |
s の i から j までのスライス |
s[i:j:k] |
s の i から j まで、 k 毎のスライス |
len(s) |
s の長さ |
min(s) |
s の最小の要素 |
max(s) |
s の最大の要素 |
s.index(x[, i[, j]]) |
s 中で x が最初に出現するインデックス (インデックス i 以降からインデックス j までの範囲) |
s.count(x) |
s 中に x が出現する回数 |
イミュータブル¶
イミュータブル(immutable)なオブジェクトとは、 作成後にその状態を変えることができない オブジェクトのことです。 タプルなどです。dictのキーに利用できます。
ミュータブル¶
ミュータブル(mutable)なオブジェクトとは、 作成後にその状態を変更できる オブジェクトのことです。 リストなどです。
テキストシーケンス型¶
文字列 は、イミュータブルなシーケンスです。
詳しくは、公式ドキュメントの 4.6. シーケンス型 --- list, tuple, range を参照ください。