タプル¶
タプル(tuple
)はリストと同じようなデータ構造ですが、変更不可(イミュータブル)という特徴があります。
(1, 2)
のように丸括弧を使って表現します。ただし、自明な場合は丸括弧を省略できます。
たとえば、a = (1, 2)
は、a = 1, 2
と記述できます。
リストと同じくイテラブルです。
リストと同じくインデックスを使って参照できます。
要素は何でも入れられますが、作成後に変更できません。
タプルにタプルを入れられます。
タプルの書き方の補足¶
要素数が0個のタプルは、()
と書きます。
要素数が1個のタプルは、(要素,)
と書きます。要素の後ろにカンマが必要になります。カンマがないとタプルになりません。
タプルの用途¶
タプルは変更不可のため、以下のようなところで利用されます。
集合(
set
)の要素。辞書(
dict
)のキー。変更されないことを保証したいとき。