Pythonの紹介

PyQで学習できるプログラミング言語Pythonについて紹介します。

Pythonの特徴

PEP

大事なことはPEPに書いてあります。

PEP はPython 拡張提案(Python Enhancement Proposal)の略語です。 大きな変更が行われるときは、PEPという文書が書かれて議論されます。なぜその機能が追加されたかがわかります。却下された議論についてのPEPが残るので後で同じようなリクエストが出たときにわかりやすいです。

PEPについて詳しくは、 PEP 1 – PEP Purpose and Guidelines に記載があります。(和訳: Python Enhancement Proposal: 1

また、 PEP 0 – Index of Python Enhancement Proposals (PEPs) を参照すると、PEPの歴史を一覧で参照できます。

読みやすい

Pythonを書く人が皆で守るコーディング規約が PEP8 に定められています。 Pythonプログラマがこの規約を守ってコーディングするようにしています。そのため、他の人が書いたプログラムもとても読みやすいです。

他にも規約に変数名の付け方なども指定してあります。

  • 見ただけで意味がわからない記号はなるべく使わないようになっており、記号が少なく読みやすいです。
  • キーワード(予約語) が少ない
  • 文法に無駄がない

初心者のうちは「人が書いたコードが読みやすい」は学習しやすい要因の1つです。

日本語ドキュメントの充実

Pythonは、日本語ドキュメントが充実しています。

公式ドキュメントも日本語訳されています。本家の最新のドキュメントの翻訳もいち早く行われています。

参照: 【Pythonエンジニア列伝:vol.4】Pythonドキュメント翻訳者cocoatomoさんに、技術ドキュメント翻訳との関わりや歴史を伺いました - PyQオフィシャルブログ

広く利用されている

Pythonはいろいろなところで利用されています。

  • Googleなどの欧米の企業で使われている
  • 適応範囲はWebプログラミング、GUIベースのアプリケーション、CAD、3Dモデリング、数式処理など幅広い分野に及ぶ。
  • スクリプトとして利用されている。
  • NumPy、SciPyなどの高速な数値計算ライブラリの存在により、科学技術コンピューティングによく用いられる。
  • 機械学習などのライブラリが豊富で広く利用されている。
  • Webフレームワークも充実しており、Webアプリケーションの作成に利用されている。
  • 大学など教育機関のプログラミング教育に利用されている

引用: Wikipedia

Pythonコミュニティが親しみやすい

Pythonに関係したコミュニティーがたくさんあります。 とても親しみやすいコミュニティーばかりです。

日本のPythonコミュニティ

バッテリー同梱

外部から追加しなくても標準ライブラリを利用すればだいたいのことはできるという哲学

Batteries Included Philosophy(バッテリー同梱)

Pythonの思想

キャッチフレーズ

1990年代に使われていたPythonのキャッチフレーズ

Python gets the job done

「Pythonは仕事を終らせる」という意味です。

現実に処理しなければいけない仕事を片付けるために用意された実用品。 Pythonは華やかさよりも、シンプルな機能美を信条としていることを表しています。

The Zen of Python

対話型インタプリタに import this と打つと、Pythonの哲学が表示されます。

The Zen of Python, by Tim Peters(抜粋&和訳)

  • 醜いより美しい方がいい。
  • 暗黙より明示の方がいい。
  • 複雑より単純の方がいい。
  • 読みやすさは大切だ。
  • 実用性は純粋性に勝る。
  • 仕事をするための当然の方法はひとつある。

(略)

PEP 20 – The Zen of Python にまとまっています。

Pythonの歴史

Pythonの歴史を紹介します。

はじまり

1989年

オランダ人の Guido van Rossum がクリスマス休暇中に暇だったので開発を開始したのがはじまり。

イギリスで大人気だったテレビ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」(Monty Python’s Flying Circus)から取って、Pythonと名付けた。

PythonLogo

パイソンとは「ニシキヘビ」のことなので、Python関連のライブラリやアプリケーション、コミュニティーのシンボルには、蛇にちなんだアイコンが使われます。

2001年

Pythonソフトウェア財団、PSF( PythonSoftwareFoundation )が組織される。 Python関連の知的所有権を所有するために作られた非営利団体。

Pythonのリリースはすべて オープンソースソフトウェアです。

参照: Python公式ドキュメント: 歴史とライセンス

バージョン

Pythonは以下のようにバージョンアップしています。

1991年: バージョン 0.9x

Guidoが、ソースコードを公開

1994年: バージョン 1.x

2000年: バージョン 2.x

サポートは2020年までと発表されています。( PEP404

2008年: バージョン 3.x

言語を掃除してリフレッシュすることが目的としてリリースされました。

Python2.xとの後方互換が失われていることでPython2系から気軽にPython3系に移行できない問題があります。

Pythonは母体となる企業、営利団体もなしに長期間に渡って開発を継続し、安定したリリースを続けています。

参照: Python Documentation by Version